2007年4月13日金曜日

全日本ラリー選手権開幕/2007.4.14-15


桜の咲く季節になり、今年も全日本ラリー選手権が開幕する。2007年も選手権は九州の佐賀県唐津市と旧七山村周辺で開催されるターマックラリー「ツールド九州」から始まる。以前は「ツールド九州イン七山」という名前で開催されていたこのイベントも市町村合併により七山村が唐津市に統合されたため「ツールド九州イン唐津」と名前を変えた。
伝統あるこの一戦はオールターマック(舗装路)で開催され、テクニカルな峠道でのステージが中心のコース設定になっている。近年の全日本ラリーはスペシャルステージ(SS)と呼ばれるタイムアタック方式がメインになっており、各ステージを走ったタイムの総合計がもっとも速かったマシンが勝者となるシンプルな方式。ドライバーとコ・ドライバーはラリー前にコースを事前に走行し、「ペースノート」と呼ばれるノートを作成し、このノートに基づいて実際のアタックを行っている。ペースノートにはコーナの曲がり具合や、距離、危険な箇所などが記載されており、好タイムをマークするためにはこのノートの精度や読み上げるタイミングが非常に重要である。



アールエスタケダでは今年も全日本ラリー選手権へシビックタイプRを投入。ドライバーは昨年もこの選手権を戦い、全日本ランキング5位の結果を残している村瀬太(むらせふとし・写真左)選手。コ・ドライバーズシートには、アールエスタケダワールドラリーチームでコ・ドライバーとしての修行を積んだ宮部弘陽(みやべひろあき・写真右)が座リ、村瀬をアシストすることとなった。

ラリーは4月14日(土)にLEG1、翌日日曜日の午前中にLEG2と2日間に渡り開催される。村瀬はこのステージでは3年目を迎え、コースへの習熟度も上がってきている。コ・ドライバーの宮部にとってはいままで経験してきた国際・国内ラリーでの経験がどのくらい発揮できるか試される場となる。

開幕の瞬間はまもなく訪れようとしている。二人のクルーとチームにとってどのような戦いになるのか、いまから目が離せない。









TEXT:H.Takeda


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