2008年7月23日水曜日

ドバイフリーゾーン

レンタカーを調達してドバイ郊外にある、「DUCAMS」と呼ばれる自動車フリーゾーンの見学に向かう。郊外には砂漠を切り開いて作られたハイウェイがある。

いちおう速度制限はあるようだが、時速150キロ以上で走る私の車を、次々とランボルギーニやフェラーリが追い越していく。それも一瞬に抜いていくので、いったい何キロ出ているのやら不明である。


アラブ首長国連邦では外国人が単独で会社を作ることができない。しかし、国内に何ヵ所か設けられたフリーゾーンでは外資100%の会社を起業することが可能。

日本からドバイへは毎日8000台を越える日本車が輸入されてきている。この輸入を支える拠点が、このフリーゾーン。現地では数多くの外国人ディーラーがひしめき合って出展していた。そして最近日本のオークション会場で見かけなくなった車種も多い。なるほど、ここにあったのか・・という感じである。


少し走れば、すぐに砂漠になる。砂漠での日中の最高気温は50度を越えていて、さすがに暑い。野生のらくだが、そこら中で砂漠に生える下草を食んでいる。


見学とと現地ディーラーとの歓談を終え、ドバイ市内のホテルに戻った。ドバイ市内は慢性的な渋滞となっていて、あちこちで車が動かなくなりホーンを連打するドライバーだらけ。中東の荒っぽい運転と、ところ構わず割り込んでくる歩行者はドバイ名物である。


夜になって飲み物を買いに外に出る。海に近いドバイは、夜になると湿度が80%を越える。わずか数十分歩くだけで身体中から汗が吹き出して止まらない。
ねばねばとした空気の中を、泳いでいくかのような感覚は生まれて初めてのものだったが、こんなに蒸し暑くても街には人が溢れかえっている。

再びドバイのパワーを感じる瞬間であった。

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