2009年9月6日日曜日

意外な落とし穴/アールエスタケダラリーチームジャパン

UNEXPEXTED PITFALL
久万高原ラリー、2日目の最初のステージ「大谷リバース」を終えたあとのステージ「美川リバース」。このステージは全長24キロを超えるロングステージであり、久万高原ラリー最大の勝負どころでもある。クルーはこのステージでライバルを引き離すため、ハードコンパウンドのタイヤを選択し、「大谷リバース」終了後にタイヤ交換をすべく2本のニュータイヤを積載してサービスを出発していた。


トラブルが起こったのは、「大谷リバース」のあとのリエゾンでタイヤ交換をしようとしたときであった。車載されているジャッキに不具合が発生し油圧が上がらない。タイヤ交換に使用できる時間的な余裕は10分ほどであり、クルーになすすべはなかった。

やむなくタイヤ交換を断念し、ソフトコンパウンドのタイヤを履いたまま「美川リバース」のアタックへ。このタイヤはロングステージに耐えられるだけの適正温度幅を持っていない。ここで村瀬は大きくタイムを落とし、2位の曽根選手に逆転され9秒のビハインドをつけられてしまう。


ラリーはどこに落とし穴が潜んでいるか分からない。
反省するとともに、そのあとのサービスCでジャッキを交換してセクション3へと駒を進めた。


このあとは再びロングステージ「美川リバース2」を走る。
勝負は緊張の度合いを高めている。


しかしながらこの緊張感を味方につけてしまうのがアールエスタケダのクルーの強みである。後半のステージに期待したい。







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