ルーキー山本悠太初優勝！

　
アールエスタケダの最年少クラブ員「山本悠太」が１０月１８日に開催されたダートトライアル中部東海シリーズで人生初めての優勝を達成した。山本は今年高校を卒業したばかりの１９歳。運転免許を取得してから８ヶ月での初優勝は、立派なものだ。

今年の６月に初めてダートトライアルに参加。初参加のその日のリザルトは３位の表彰台から始まった。続く７月のラウンドでは２位、そして今回の最終戦で見事優勝を決めている。

山本は真正のルーキーであり、もちろんトライアル経験もない。しかしながら、最終戦を前にして山本は現時点で可能な限りマシンをベストにして最終戦にいきたいと私に相談をしてきた。急遽マシンの問題点を解決するために手を尽くす。東海シリーズ最終戦のわずか一週間前に新しいサスペンションが到着。大急ぎでマシンにセットアップした山本は、師でもある父親の弘之氏とシェイクダウンを済ませ当日に備えた。

　実は山本はこの最終戦の直前に開催された、全日本ラリー「久万高原ラリー」にサービスクルーとして参加している。優勝を決めたクルーの戦いを目の当たりにして、自分が勝つためになにをすべきなのかをずっと考えていたという。妥協なきマシン作りと、勝利に向けての積み重ねを村瀬/宮部の戦いぶりから学び取った山本の意識は大きく変化を遂げ、今回の最高の結果へと繋がっていく。

大きく成長を遂げる山本悠太の来シーズンがいまから楽しみだ。

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