我々のチームのもうひとつの目標であった「ターマックラリー全勝」という目標はこのラリーの完走で達成することができた。
思えば、新型シビックＲを全日本選手権に投入しはじめてからは試行錯誤の連続。他に参考にすべきマシンもないまま手探りでセットアップを模索してきた。苦労したのは間違いないが、この苦しみは生みの苦しみ。新型シビックは、村瀬選手のセッティング能力を大きく進化させる最高の教師だったのだと思う。
どこまでマシンを仕上げればよいのか、どこまでやれば勝てるマシンになるのか。
それぞれのセクション担当者は出口の見えない日々を送ってきた。「ここまでやれば勝てる」という確実な指標はどこにもなく、自分たちの経験と培ってきた技術を信じてやり続けるしかなかった日々を振り返れば、唯一の証が今シーズンのリザルトだったのだと思う。
アールエスタケダラリーチームジャパンは2010年のシーズンに向けて大きな変革とステップアップをしていかなくてはならない。
その前に、今はこの勝利を素直に喜び勝利の美酒に浸りたいと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿