2008年8月4日月曜日

ドバイ国際空港

旅支度を済ませて、レンタカーでドバイ国際空港へ戻った。

日中の気温が50度にもなるアラブ首長国連邦では航空機の発着も深夜に集中。なにごとも涼しくなってから事が進められる傾向にある。3時間の出発待ちの間、空港内の免税店でアラビアンコーラとペプシを購入。社員へのおみやげにする予定だが、こんなもので満足してもらえるだろうか・・・

前回ドバイに到着してすぐに購入したドバイ名物の「高級車が当たるくじ」。ほかの車種もご覧に入れよう。アストンマーチンからベントレー、ハーレーダビットソンからフェラリーまで。どれでも自由に車種を選んでくじが引ける。当選確率は1/1000。購入者が1000人を超えると抽選を行い。当選者はドバイまでファーストクラスのチケットで授与式に招待される。宿泊から輸送費まですべて主催者持ちという実に太っ腹な企画である。もちろん外れたら何もないのだが。

空港内のレストランで軽食を取り、目に入ったスターバックスでコーヒーを飲んでいるとすぐそばに座っていたアラブ人の男性から注意を受けた。「そばに女性が座っているから、そこに座ってはいけない・・」 外国人の出入りが多く、全人口の70%が外国人とも言われるドバイ首長国だが、底辺には厳然としてイスラムの教えがあり、家族ではない男性がむやみにムスリム(イスラム教徒のこと女性はムスリマという)の女性のそばに座ってはならないという戒律がある。

前ばかり見ていてうっかりしていたのは確か。振り返ってみると全身を黒いヴェール(ブルカ、チャードリーなどと呼ぶ)で包んだ女性が赤ちゃんを抱いて座っていた。加えて女性にはみだりに声をかけてはいけないという戒律もあるため、日本流の会釈をしてその場を離れる。


アラビアの女性は14歳くらいから外出時に全身をヴェールで覆い、顔や身体を家族以外のものに見せることはない。未婚の女性が男性と会ったり、会話することもない。一見厳しい戒律で大変な感じもするが、現地で多くのアラブの人々と会い話しているうちにそれほど特別なこととも思えなくなってきた。ヴェールの下には何を着てもいいので、たいへんおしゃれな服装やきれいなスカーフをまとっている女性も多い。どんな感じなのか写真をお見せしたいのだがイスラムの国では女性を写真に取ることを禁じているので写真が一枚もない。


このヴェールは人前で(特に男性の前で)決して外されることはないので、入国審査の際にも男性の審査官ではなく女性の審査官のゲートに進み、顔の部分だけパッと外してパスポートの確認が終わるとすぐに隠してしまう。最初は不思議な感じだったが、いまはそれでいいのだと思うし、このことを尊重すべきだと思うようになった。

ここに写真は載せられないが、他のサイトで紹介されていたのでご覧ください。


文化の違いと言うのは大きいが、理解しあうことが大切。
我々日本人の文化も、海外から見ると実に不思議な習慣や考え方を内包している。

そろそろ飛行機の出発時間かな・・・と思い、案内表示板を見に行く。

やはりなんだかわからないのは辛い。次回までには少しでもわかるように勉強しておこう。

0 件のコメント: