東海地方は朝から雨が降り始め、今回のジムカーナ中部東海シリーズのコースである鈴鹿サーキット南コースはフルウエットでのスタートになった。
チームアールエスタケダからは今回も3名のドライバーがエントリーしている。改めてご紹介しておこう。
RA4クラス 深川敬暢 選手
N2クラス 山田崇之 選手
RA4クラス 河野貴之 選手
中部東海シリーズRA4クラスのランキングトップを快走中の深川選手。そして今年からアールエスタケダのサポートドライバーとして本シリーズに参戦を続けるN2クラス(インテグラ)の山田崇之選手に加えて、深川選手とツインエントリーでシリーズを戦う河野貴之選手。
RA4クラスというのは一昨年からこのシリーズに設けられた、ジムカーナ専用の「Sタイヤ」ではなく市販のラジアルタイヤを使用して戦うクラスである。いつも履いているタイヤをそのまま使用して走ることが可能なので、参加しやすいと同時にコストも低減できる。
最初のアタックはレインコンディションでの走行となったが、昨日のテスト(ウエット)でも好感触を得ていた深川選手はトップタイムで折り返す。ツインエントリーする河野も手ごたえを感じたアタックとなったようだ。
うって変わって、午後からは日が差し始め気温は28度、湿度は96%まで上昇。蒸し暑い中で路面はあっという間にドライに変わる。実質この2トライ目が勝負になってくるのは間違いない。
ここまでに4勝をあげている深川は優勝あるのみ。
前走する河野はタイムを大幅に上げて、マシンを深川にスイッチ。天候に変化はなく、路面温度はどんどん上がっていく。
スタート直後のS字を抜けて、外周へ。今回の鈴鹿サーキット南コースに設定されたコースは加速区間が長く、いかにスピードを殺さずに走れるかでタイムに大きな差が生まれる。外周セクションで2速から3速へシフトする区間でパドックから見ている深川のマシンから一瞬白煙が上がる。バックストレートからスラロームへ。安定した走りでゴールした深川のタイムは1’08.027。ファーストトライのタイムを大きく更新したが、初参加の全日本ジムカーナ選手、高橋 泉選手のタイムにわずか0.045秒及ばなかった。
河野は1’10.115と、ファーストトライのタイムを4秒あまり更新し、3位に滑り込む。
パドックに戻ってきた深川と話したところ、外周のシフトアップの際にギアポジションが適切でなくマシンを失速させてしまったとのこと。残念ながら連勝はならず2位に沈む。
結果は実に残念だが、マシンのセットアップにも問題があることが判明したためチームでは早急に対策を取ることにした。
N2の山田選手はスタート直後から徹底した攻めの走りを見せてくれた。8位でフィニッシュし今期2回目のポイント獲得を果たす。
走行終了後すぐにチームでブリーフィングを行い、改善点を話し合う。次戦8月29日の岡崎キョウセイラウンドに向け、決意もあらたに挑んで行きたい。
CLASS RA4 TOTAL POINT
1ST 深川 107P
2ND 野中 90P
3RD 河野 58P
3RD 柏木 58P
5TH 戸田 49P
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