2010年9月25日土曜日

新城ラリーレッキ終了/アールエスタケダラリーチームジャパン

新城ラリー2010「ディゼロ」が終了した。

ラリーの本番を前にして行われる「レッキ」は事前走行のこと。コースの状況やコーナーの曲がり具合を記載した「ペースノート」を作成するために行われる。

ラリー本番では、このペースノートをコ・ドライバーが適切なタイミングで読み上げることにより、ハイスピード走行を可能にしている。勝負の鍵を握るのはこのペースノートだといっても過言ではないほどラリーにとって大切な要素である。

最初にレッキしたコースは本宮山スカイラインを使用した新城ラリー随一のハイスピードコース「TSUKUDE」から。昨年参戦したアールエスタケダのシビックRはこのコースで190キロ近い最高速度を記録している。もちろん今年参戦する二組のクルーにとっては未経験のエクストリームドライブになるだろう。

次に走行したのは滑りやすく、狭く、ツイスティと三拍子揃った難コース「雁峰林道」。クルーたちを脅かすわけではないが、過去にこのラリーでもっとも多くのリタイヤ車を生んだコースであり、慎重な走行が要求される。もちろんペースノートの精度も高くなくてはならない。

ほんの一瞬の油断が取り返しのつかない結果を招くのだ。

このステージのレッキ中に榎選手のミラージュがパンクした。釘が刺さっていたとのことだが、ここで刺さったのかすでに走行前から刺さっていたのかはわからない。しかしながら、本番前にパンクに気づき問題が解決したのは幸甚である。よい厄落としになったと思っている。

新城ラリー(全日本戦)の車検はレッキ終了後の夜遅くに行われた。また、小林/染宮組の参戦する地区戦の車検は明日の早朝。

初のビッグイベントに挑む小林と染宮は夜遅くまでペースノートのチェックと清書に多くの時間を割いていた。不安を払拭して、明日から始まるひのき舞台で最高のパフォーマンスを見せてほしい。


静岡で仕事をしていたアールエスタケダのコ・ドライバー宮部ひろあき選手が、激励のため新城ラリーの会場を夜遅くに訪れた。彼は昨年の新城ラリーで村瀬選手とともにこのラリーを制した経験を持っている。直前のアドバイスは選手たちにとってよい刺激になっただろう。


さらにラリー当日には昨年のJN3チャンピオンであり新城での優勝経験も豊富な村瀬選手もサポートスタッフとして現地入りする。




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新城ラリーのHP




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