2013年5月16日木曜日

言葉は思いがけないつながりを・・・(後編)  by Leslie Mabon from UK

※この文章は英国人のジャーナリスト、レスリー・メイボーンさんによって書かれたブログを日本語に翻訳したものです。村瀬選手やアールエスタケダとの出会いについて書いてくださいました。レスリーさん、ありがとうございました。

原文はこちらから

後編・・・・

村瀬から熱いメッセージが返ってきたのは、いまからちょうど三年前のことだ。全日本チャンピオンを獲得してからまもなく彼は社命によりアメリカのインディアナポリスに転勤、ラリー活動を中断していた。


私が自分の職場で村瀬の成功について話をしていると、疑い深い同僚が本当に村瀬が2009年のチャンピオンなのかをwebで検索し始めた。さらに、そのことについての英語での最初の記事が、私が書いたものだったことを知り驚きながらこう言った。「彼はミハエル・シューマッハなみに有名だよ!」


運のいいことに、私が再び彼に連絡を取ったとき村瀬はアメリカでラリー車を手に入れ再びラリードライバーとしてのキャリアを再開するところであった。



彼は鮮やかなイエローカラーのフォードフォーカスを手に入れ、2013年2月にミズーリ州で開催される「100エーカー・ウッド・ラリー」を皮切りにアメリカラリー選手権(ラリーアメリカ)にスポット参戦を計画しているという。いくつかの問題をクリアできれば、近い将来ヨーロッパでラリーに参戦することも視野に入れているようだ。

彼のドライバーとしての情熱は衰えるどころか、ますますヒートアップしていた。ラリードライバーとしてのキャリアを積むことへの熱い情熱は何も変わっていなかったのだ。



我々が海を越えて出会ってから、いろいろな出来事があった。

村瀬はアメリカに行き、アールエスタケダは白・緑・ライブイエローに彩られたスバルBRZで全日本選手権への挑戦を開始した。私はこうして物書きとしての日々を過ごしている。

このあとの3年間で何が起こるかは誰にもわからないが、佐藤琢磨選手が日本人初のインディ500ウィナーになったのに続いて、村瀬がアメリカで最初に全米ラリーで優勝する日本人のドライバーになる日が来るかもしれない。


Leslie Mabon: Words on Wheels

Translator;Dr.Norio Furuhashi
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