2017年10月30日月曜日

新城ラリー雁峰ステージに鬼が棲む。 アールエスタケダラリーチームジャパン


 いよいよ今週末に迫った全日本ラリー選手権最終戦「新城ラリー2017」。台風一過、好天に恵まれることを祈りながら今年も全日本ラリーの中で最難関コースと名高い「雁峰林道」を走らせていただく。


雁峰林道は新城市にある林道。最近開通した新東名高速にも「雁峰第一トンネル」という雁峰の名を冠したトンネルがある。この上辺りに雁峰林道はあるのだが、ほとんどの人は走ったことも通ったこともないだろう。しかし、新城ラリーに参戦するラリードライバーはみんな必ずこの林道を車で走る。そして「雁峰林道」の名前を聞くと少し鼻の奥がツンとする人もいるはずだ。


雁峰林道は新城ラリーの名物コースだがギャラリーの皆さんはこの林道の中を走るラリーカーを見ることはできない。道は狭く、観戦スペースもなく危険だからだ。秋を迎えた新城は落ち葉も多くなり、うっそうとした森の中のあまり人通りのない林道には苔が生えている。「落ち葉」と「苔」というのは2大スリッパリー要素であり、これに雨と泥が加わって路面はサバイバルラリー用に変貌する。

雁峰林道のすごいところは、これだけ滑るから危ないから狭いからと心して走っているにもかかわらず、リタイヤにつながるような大きなダメージを受ける可能性が高いところ。勝負をかけて走る以上ゆっくり走るわけにはいかないし、無理もできない。でも「少し」無理をしたドライバーが上位に上がったりするから悩ましい。


いったいどんなところを走るのか。
2016年のアールエスタケダランサーのインカー映像をご覧ください。












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