2018年4月29日日曜日

村瀬は総合6位でフィニッシュ。 RS.TAKEDA RALLY TEAM JAPAN


村瀬は総合6位で丹後ラリーを終えた。
多くのテストを行い、アップデートの効果を確認でき学ぶことの多いラリーだった。

最後まで走り切らねば得るものはない。とはいってもラリーの結果の一つとしてリタイアの可能性は常にあり、攻めと守りのはざまで選手は戦っている。誰しもリタイヤはしたくないからマージンを取った走りをして優勝、というのが一番望ましいのだが、いま私たちが参加しているクラスではその理論は通用しない。


村瀬選手はこれまでシリーズチャンピオンを獲得した年においても、海外でのラリー挑戦を行った時も常にマージンを持った走りをしてきた。そしてその走りでマシンを壊すことなくコースアウトすることなく勝てればそれに越したことはないという、至極当然の感覚があった。先輩方に「JN6クラスは別物」と言われ意味も分からず挑戦を開始したのが2年前。そしてこの2年でその意味がほんの少しだけわかったような気がする。

ラリーでは壊せば結果は出ないし、自分を取り巻く環境も悪化する。しかし壊さなくても勝てなければ、同じように取り巻く環境は悪くなる。まるで禅問答のような競技の世界。そして頂点を目指すすべてのアスリートは同じような悩みを持っているだろう。


今日は一つの節目となった良いラリーだったと思う。応援してくださったお客様、サポートカンパニーの皆様。そして現地でクルーを支えてくれたサービスクルーのみんな、心からありがとう。







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