不慣れなナイトステージでトップとに差が開いたディ1。ラリーアメリカ2日目に残されたステージは7つだ。2日目はテクニカルなセクションが多く、かつディラリーであることが村瀬にとっては大きな追い風となる。
参加者の中で唯一ダンロップタイヤを使用する村瀬だが、氷点下にまで下がるステージに対してエアプレッシャーに対する情報が不足。タイヤの温度が思ったほど上がらずマシンの挙動が安定しないステージが多くあった。明日は日中の走行となるため路面温度も高く、前日に得られたセッティングデータからタイヤの性能を引き出すセットアップが可能となる。
発熱が良好であれば、トップ勢が使用している他社タイヤに比べ、グリップエンドの高いダンロップタイヤは大きなアドバンテージを有している。十分に勝負できる余地はあるのだ。
エナペタルダンパーはアンジュレーションの大きいコースに音をあげることなくロングステージでも安定した性能を発揮。コーナー出口でのトラクションも良好で前回よりもアクセルを開けるタイミングが確実に早くなった。
BRIG製のブレーキパッドは200キロ近い超高速からのハードブレーキングにも望む制動力を常に発揮。違和感もなくドライバーは安心してステージに挑めるようだ。明日のコースはテクニカルな設定が多くなるためブレーキにかかる負担は増大する。しかし、このことを懸念する必要がないところにBRIGの凄さがある。
今回の最終戦にはアメリカラリー界の「レジェンド」と呼ばれるティム・オニール選手が同クラスに参戦している。最新、最強のフォードフィエスタR2を投入し優勝を狙うが、村瀬は現時点でティム・オニールに1分26秒のアドバンテージをつけて2位のポジションだ。
まもなく2日目のステージが始まる。
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