2007年4月21日土曜日

奥伊吹ジムカーナ練習会 Rd.01

4月15日(日)に滋賀県にある奥伊吹スキー場で「トライオンジムカーナイン奥伊吹」が開催された。トライオンジムカーナは過去に数回開催されているがシリーズとしての開催は本年度からとなり、第一回目はジムカーナの聖地「キョウセイドライバーランド」で1月に開催が終了している。今回は2回目の開催であり奥伊吹シリーズとしては初の開催である。

奥伊吹スキー場はシーズンオフの間、広大な駐車場をイベントのために有効活用している。ジムカーナをはじめとしたモータースポーツイベント以外にも踊りの練習や、消防団の訓練に至るまで様々なカテゴリーで利用され、数多くの利用者がある。自由に走れる環境が減っている昨今、このような施設が存在することは大きな意味があると感じている。


早朝より続々と参加者が会場に集まってきた。当日は天候にも恵まれ絶好の練習会日和。ジムカーナ練習会といってもバリバリのジムカーナ選手だけではなく、これからジムカーナを始めてみたい人や、日ごろはサーキット走行に行かれている方でジムカーナを通じて、改めてマシンコントロールを学ぶためにエントリーされた方もいる。広大な会場にパイロンを立ててコースを設定しているため、コースアウトやクラッシュの危険は皆無。思う存分マシンを振り回すことができるため日ごろのストレス解消にもなる。    

◆当日のコース

身内の話で恐縮ではあるがチームアールエスタケダではジムカーナへ参加するクラブ員が増え、意欲的に数多くの競技会へエントリーを続けている。社会的に見てもいささか景気が上向いているのか競技人口も微増傾向にあり嬉しい限りである。


今回の練習会には全日本ジムカーナ選手権に参戦を続けるトップドライバー2名に講師としてご参加いただいた。チームアージェントからSA3クラスにランサーエボリューション9MRで参戦している津川信次選手とRX-8でSCクラスに参戦する永井伸一郎選手である。お二人とも誰もが認める国内屈指のトップドライバー。参加者にとっては最高の一日となったことだろう。

ドライビングテクニックの向上にはイメージの構築が重要。トップドライバーが操るトップレベルのマシンに同乗することは、そのイメージを得るのに非常に効果的であり、多くの参加者が貴重な時間を過ごすことができた。
モータースポーツは道具を使うスポーツであり、マシンの仕上がりはテクニックの向上と同じくらい重要なファクターとなる。数々のチャンピオンマシンを生み出した
アージェント製のマシンに同乗することによりトップマシンにも触れることができた参加者はきっと何かを得ることができたに違いない。

練習なくして進歩も勝利もない。ジムカーナ選手はもちろんのこと、サーキット走行でテクニック向上に行き詰まりを感じている人もぜひこのトライオンジムカーナシリーズに参加してほしい。ここでスキルアップにつながるきっかけを得ていただければとても嬉しく思う。

早朝からご指導に駆けつけてくださった津川選手と永井選手に心からお礼を申し上げるとともに、2007年のシーズンがお二人にとって実り多きものとなることをお祈り申し上げます。本当にありがとうございました。

トライオンジムカーナイン奥伊吹
Round 1
2007年 4月15日(日)
Round 2
2007年 6月10日(日)
Round 3
2007年 8月 5日(日)
Round 4
2007年10月 7日(日)



Text:H.Takeda

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