世界各地でオリジナルのメニューを展開するマクドナルド。そんなご当地メニューのひとつ、中東でのみ食べられるのが「マックアラビア」である。ドバイ首長国を擁するアラブ首長国連邦。サウジアラビアの北にあるこの国ももちろん中東圏であるので「マックアラビア」が手に入る。
アラブ首長国連邦(UAE)の通貨はUAEディラハム(UAE DHS/AED)。
日本円に換算すると1DHS=25円となる。ドバイでは仕事の関係で旧市街のビジネスホテルに宿泊。観光地であるジュメイラビーチなどには結局行くことはなかった。デイラと呼ばれる旧市街と、砂漠を連日走り回っていただけである。だからドバイのイメージは単に「砂漠」と湿度90パーセントを超える夜の旧市街。
食費を浮かすべく、連日の食事は毎日マックアラビア。いや、我慢して食べていたわけではない。意外と辛くもなく、おいしい。ツボにはまって毎日マックアラビアを食べていたのだ。
中身はチキンとマトンの2種類。グリルした肉をナンのようなパンに挟んである。イスラム圏であるせいか中身はチキンとマトン。マトンは人気でよく売り切れになる。日替わりでマトンと、チキンを代わる代わる食べていた。
マックアラビアは2.5DHS。コーラは1DHS。ポテトは1.5DHS。いずれも日本円に換算すると
マックアラビア=62.5円
コーラ=25円
ポテト=37.5円
しめて125円のお食事となる。
わが国でも100円マックはサラリーマンの強い味方。
UAEにおいてもこれは同じである。
しまいには晩ごはんもマックアラビアになった。ビバ!マックアラビアである。
砂漠に出ると野性のらくだがたくさんいる。
らくだは温和で優しいイメージがあるが、固体によっては人に噛み付く場合もあり注意が必要。飼いならされたらくだでも噛み付き癖のあるやつはお口にカバーをつけられていたりする。らくだと触れ合う機会はあったが背中には乗り損ねた。
らくだの背中のこぶは脂肪の固まり。水が飲めない状況下では脂肪を燃焼させ最大で50リットルもの水分を体内に補給する。長いまつげは砂塵を防ぎ、鼻の穴は開閉自在で砂を寄せ付けない。UAEの砂漠では日中は50度を超える気温になるが暑いときは体温を上昇させて汗をかかないようにコントロールすることもできるという砂漠に適したハイテクな動物。
ちなみに私の腹にも脂肪の固まりがあるが、暑くてものどが渇いてもまったく燃焼せず何の役にも立たない。
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