2009年4月24日金曜日

FD2南丹ラリーに向けて/アールエスタケダラリーチームジャパン

Natural is naturally done.

唐津での戦いを終えて、シビックRは再びドック入り。

スペシャルステージでのハードな走りが、どのようにボディに影響を与えているのかを調べるためベストオートでボディ各部の点検と調整が行われた。



まずシビックの外板を剥がして、補強箇所の点検を行う。溶接箇所に割れがないか、歪みが出ていないかを事前に測定したデータと照合し確認する。続いて、2メートル以上ある「ノギス」を使用してホイールベースとトレッドの測定を行う。この部分は特に重要だ。ミリ単位の測定が行われ、不具合があれば修正器を使用して寸法を基準値に合わせていく。この作業により、左右のステアリングフィーリングが等しくなり正確なステアリング操作が可能となる。与えた舵角通りにマシンが動くことはなにより大切なことなのだ。




2005年にイギリスのバンベリーにあるラリーカービルダー「プロドライブ」を訪れた際にWRカーのマシン製作工場でマシンのリペア作業に立ち会った。メキシコで使用したぺターのマシンを分解し、再補強と修正を行っているところを一時間に渡って見学する機会を得たが、専門のスタッフがボディの寸法を測定し、基準値に達するまで何度も手を加えていたのを覚えている。


「徹底的にやるんだね」私がそう聞くとプロドライブのスタッフは、言った
「そうでもないよ。普通にやっているだけだ」


感心したと同時に、なんだか納得したのを覚えている。
勝つためには、この「普通」のレベルを高めていかなくてはならないのだと思う。



京都南丹ラリーまであと14日。
我々も、残る作業に全力を傾けよう。





京都南丹ラリーのHP



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