2009年10月9日金曜日

完全なオーバーホール/アールエスタケダラリーチームジャパン

COMPLETELY OVERHAULS
アールエスタケダでは全日本ラリーに使用しているシビックRのオーバーホール作業が進む。今年のシリーズも残すところあと2戦となり、現在シリーズランキング首位の村瀬/宮部を頂点へと導くため妥協の無い作業が行われている。

シビックRは昨夜オーバーホールを終えたLSDとトランスミッションをマシンに組み付け、リニューアルしたエナペタルダンパーの到着を待っているところである。今回のメンテナンスには駆動系のOHはもちろんのこと、その作業にはブレーキ回りからアクスル回りのボルトを新品に交換するところまでの一切合財が含まれる。

ハードな走りを繰り返す全日本マシンは主要なボルトに微妙な緩みが生じ、ドライビングフィーリングに悪影響を与える。その微妙なぶれや、違和感をなくすためにメンバーやアクスルを固定しているボルトも全てリニューアルする必要があるのだ。

かつて、アールエスタケダのファーストドライバーである中村英一が教えてくれた、勝つための妥協ない姿勢と考え方はチームのスタッフ全員の心に叩き込まれている。マシン製作にやりすぎはない。全力を尽くして、そのあとに勝つか負けるかは神のみぞ知るということだろう。


新城ラリーのサービスで村瀬が言っていた。「勝っても負けても、いつも全力を尽くしていたい。余力を残して負けることだけはしたくない。」


日ごろはくだらない冗談が大好きな村瀬だが、時にいいことを言うではないか。ラリーハイランドマスターズまであと一週間。


すでにアールエスタケダでは熱い戦いが始まっている。










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