前回のエビスラウンドで深川は2位の選手と1000分の1秒まで同タイムでゴールした。ジムカーナの世界は僅差での戦いが当たり前なので、常にトップ勢のタイムは拮抗している、それゆえジムカーナのトップドライバーは細やかな気配りを忘れない。
ガソリンをたくさん入れて走れば車が重くなるので走行可能なギリギリの量をメスシリンダーで計って入れたり、アルミホイールやブレーキローター、キャリパーなどの軽量化による「バネ下重量」の低減にも努力を惜しまない。
この「バネ下の重量」というのはサスペンションにぶら下がって組み付けられているものすべてを指すのでブレーキローター、キャリパー、ブレーキパッド、ドライブシャフトやアームなどもその一部に含まれる。
我々の参戦するPNクラスはほとんどの部品を交換できないのでルール上交換が許されているアルミホイールをなるべく軽いものに交換したり、使用するタイヤの重さを常に計りなるべく軽いものを使用したりと涙ぐましい努力をする。
「バネ下の重量を1キロ軽減すると車重が10~15キロ軽くなったのと同じ」と昔読んだ本に書いてあったが、クルマが実際に軽くなるわけではなく、サスペンションの動きがよくなることで路面追従性があがったり駆動力が効率的に路面に伝わるため走りに良い影響が出て軽量化と同じような効果を得られるということだ。
実際、バネ下重量の低減による効果は大きく軽量な鍛造ホイールに交換したあとに乗り心地が良くなったり出足が良くなったりした経験のあるお客様も多いだろう。
アールエスタケダでは、ほかに策がないのでドライバーにダイエットしていただき「バネ上重量」の軽量化に務めてきた。しかしこれ以上は難しいので願掛けの意味を込めて武田(重い)自らがダイエットしてみることにしたが、何に効果があるのかはまだ不明だ。
次回の選手権
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