好天に恵まれたリトアニア中部にあるテストコースでは、朝からサービスパークが賑やかだ。地元リトアニアのチームに始まり各国の選手たちがパドックに集まり準備に余念がない。我々のチームも、朝早くにリガを出てリトアニア入りし、コースの下見を開始した。
今回のテストでは我々以外に3つのチームが来ていて合計4チームでの合同テストだ。シート合わせや、村瀬選手が初めてドライブするR2車両に関する基本的なレクチャーを受けたあとで早速テストコースへ移動して実際にマシンを走らせる。今回はラリー・リアパーヤでコドライバーを務めるエドガーズも実践さながらのスタイルでテストに参加し村瀬とのコンビネーションを高めるために多くの努力をしてくれている。
コースは片道5キロくらいのステージを占有し、セットアップを煮詰めながら数十回の走行を繰り返す。コースはドライで、砂が多くスリッパリーだがマシンの軽量さに助けられてマシンコントロールに不安はない。
直後のインタビューでは、昨年までドライブしていた4WDマシンに比べてトラクションには劣るが軽く、運転がしやすいため走っていて楽しい。まだ、シーケンシャルミッションに不慣れだが数回の走行で問題ないレベルになるだろうと語ってくれた。
マシンの動きは悪くない。3回目の走行を終えた後でサスペンションのセッティングを変更して再びコースに挑む。
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