それは正しくもありそうでないとも言える。なぜなら日本のイタリアンのレベルは高く、すでに本場のそれに近い。もちろん使われているチーズなどの一部が日本のお店では入手しにくいものもあり、そういった部分で味の差違が感じられることはあるが驚くほどの違いはないだろう。
しかし、コーヒーだけは別格である。日本中どこへ行こうがイタリアの味を再現しきっている店は稀有だ。イタリアではコーヒーといえばエスプレッソのこと。だから「キャフェ」と言って注文すればエスプレッソが出てくる。「エスプレッソ」はイタリア語で、英語では「エクスプレス」。特急電車のエクスプレスと一緒で「速い」という意味がある。エスプレッソは豆を加圧した蒸気を使用して一気にうまみを抽出するのでコーヒーの飲み方としては調理時間が最も短い。
イタリアで飲むエスプレッソは日本のように苦くなく、香り高く喉越しもいい。一口飲んでからたっぷりのザラメを入れて混ぜないでくいっと飲むのもお勧め。日本との味の違いがなぜ出るのかはわからないがこちらでぜひチャレンジしてみることを強くお勧めします。
先ほど日本のイタリアンのレベルの高さをお話したが、唯一こちらでしか味わえないパスタがある。それが「カルボナーラ」だ。カルボナーラはイタリアでも一般的によく食べられるパスタであり家庭により様々なレシピがある。カルボナーラはシンプルな食材で作られ、日本のように生クリームを入れたりしない。
エキストラバージンオリーブオイルでグアンチャーレと呼ばれる豚の顎肉を使ったベーコンを炒め、新鮮な卵と羊の乳から作ったペコリーノロマーノチーズを絡めて仕上げる。ペコリーノは2000年の歴史を持つ史上最古のチーズであり、ローマ発祥。
パスタは南イタリアのものがいい。青銅のパスタマシーンで作られたパスタは表面に細かい目に見えない筋が付き水をよく吸うのでモチモチした食感のパスタができるからだ。
イタリアへお越しの際は、ぜひエスプレッソとカルボナーラをお試しくださいね。同様にペコリーノチーズを使った手長エビのリゾットも日本では味わえない最高の一品です。
Grazie Giovanni |
食べものの話ばかりでラリーの話を忘れるところでした。
昨日は車検が終了して、マシンのシェイクダウンが行われました。日本から参戦している眞貝選手の勇姿も見ることができました。
金曜日の夕方からはエウローパでスーパースペシャルステージの始まりです。
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