この時期のラトビアは夜10時を過ぎても明るい。オープニングセレモニーへ参加するためシェイクダウンステージから戻ってきたラリーカーが次々とセレモニアルスタートが行われる「リアパーヤオリンピックセンター」に集結し、ヨーロピアンラリー選手権が始まる。
プロによる歌の披露やダンス、市長の挨拶など日本のラリー選手権の始まりと雰囲気に大差はないが、観客のフレンドリーさやラリーを応援する感じが一味違いヨーロピアンテイスト満点である。全ての選手に変わらぬ声援を送ってくれるのだが、やはり地元の英雄であり昨年のERCジュニア王者のマルティンズへの声援は群を抜いていた。
我々は最終ゼッケンからのスタートとなったが多くのラリーファンが最後まで声援を送ってくれるのに感謝。ヨーロピアンラリーの雰囲気に包まれる会場を出てマシンは市内の規制されたコースを「2周」パレードし、有名な「グレートアンバーホール」前のロータリーを経て再びサービスパークへ戻ってくるという流れだ。市内のあちこちにお客様が集まりラリーカーへ熱い声援を送ってくれる。
村瀬選手はスタートポディウムで思いを語り、ヨーロッパでのキャリアをスタートさせた。そして、この地へ多くの日本人ドライバーに来ていただき同じようにすばらしい体験をしていただくことが私たちに課せられた使命であることを改めて思う。
明日は早朝から150キロ離れたもう一つのラリーの街「タルシ」へ移動しフレキシサービスという空港の敷地を使用した特設サービスパークでマシンのバックアップが行われる。
http://j-comi.parasite.jp/ERCsite/
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