サポ―トしてくれた川島選手(右)と表彰台に登る辻選手 |
いなべ福王ラリーが閉幕した。
スタート直後のステージから4台のリタイヤ、中には川へ転落したマシンもあり想像を超えた厳しいスタートとなったいなべ福王ラリー。
辻は8位から順調に順位を上げSS3の「福王コースリバース」ではステージベストをマーク。ラフロードにターゲットを絞ったセッティングで挑んだ辻は、舗装コースである「いしぐれ峠」では上位陣に水を開けられたものの2位のポジションを固持する。
福王コースの荒れた路面 |
このあとのSS5「福王コース1」で3位のシロキヤミラージュの川口孝則選手が勝負を仕掛けてきた。SS3で辻がマークした5分57秒3を上回る5分55秒3を叩き出し総合でもセカンドベストをマーク。辻はこのステージで6分02秒9でフィニッシュしステージタイムで7秒の大差をつけられた。
合計タイムでは2位の川口選手に4秒差、SS4の「いしぐれ峠」では差を広げられないようにアタックし最終ステージの「福王コース2」へ挑む。
最終ステージでは川口選手が5分49秒台と自己ベストを更新。辻は6分台のタイムにとどまり、3位でラリーを終えた。
前回の転倒リタイヤから数週間。練習もできないまま新しいマシンでのエントリーに不安がなかったといえば嘘になる。しかし、3位完走は現在の彼にとってベストリザルトだったと思う。
目の前のステージだけを見てやみくもにプッシュすることだけでなく周囲の状況を判断し確実にポイントを取ること。そして常にシリーズを追うものとして一年を通した勝負への取り組みをすることこそが彼が今年学ぶべきことだろう。
今回のリザルトを、ともに喜んでくださる協賛スポンサー様やアールエスタケダのお客様のみなさんに胸を張って報告しよう。
結果速報ページ
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